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抗ガン剤も漢方薬も無力…そこで考えた新しいアプローチ

西脇俊二流・がんへのアプローチ②

■両親の死から導かれた治療法

 その後も、僕は精神科医として働きながら、ずっと考え続けていました。ガンを治す方法はないのだろうか、絶対何かあるはずだ……と。

 するとまもなく、たまたまビタミンC点滴と断糖という二つの治療法と出会ったのです。僕は、ひらめきました。
「あっ、これとこれを組み合わせれば、ガンを治せるんじゃないか?」

 しかし、精神科医の僕に実践する機会はありません。いつか行うべきときが来るのかなと思いながら、僕はビタミンC点滴と断糖の研究を続けていました。

 やがて、思いもよらない形でそれを実践することになりました。前回、ご紹介した患者第1号のBさんです。

 ずっと考え続けていることというのは、タイミングよく形になって現れるものなのですね。今思えば、ビタミンC点滴と断糖によるガン治療を、今僕が行っているのは、両親の死から導かれた運命的な巡り合わせなのかもしれません。

『ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!』より構成)

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西脇 俊二

にしわき しゅんじ

医師・ハタイクリニック院長

医師。ハタイクリニック院長。弘前大学医学部卒業。1991年、国立国際医療センター精神科。92年、国立精神・神経センター精神保健研究所研究員。96年、国立秩父学園医務課医長。大石記念病院、皆藤病院勤務を経て、2009年、ハタイクリニック院長就任。10年、European University Viadrina非常勤講師。テレビ出演やドラマ、映画の医療監修でも活躍。『ハードワークでも疲れないカラダを作る糖質制限2.0』(KADOKAWA)など著書多数。



 

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  • 2018.11.27